2019年1月27日日曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その⑨

前回は室内パーツの制作でしたが、今回はその塗装を行います。
前回はデッキパーツの作成までで、トイレ側の作成は途中でしたが、今回完成させました。

完成といっても、床板にトイレの仕切り板を取り付け、冷水サーバーの取り付けをしました。トイレ仕切り板には、簡単にトイレ扉のモールディングを設け、雰囲気作り。床板への固定用ねじ穴をあけ、タップを立て、1.2ミリのねじで固定します。ねじは車体をくみ上げた際見えない位置に取り付けています。





こっちは前回作成したデッキ側の床板。これも言えない位置に取り付け用の穴をあけタップを立て床板に固定しています。








改めて工作内容の解説を。寝台部分はTOMIXの10系客車用の室内パーツを加工。通路に1ミリのプラ板で床板延長し、仕切り扉まで同じく1ミリのプラ板で延長、そこに物置用の仕切り板を追加加工しています。

トイレとの仕切り板は工房ひろさんのスハネ30用の仕切り板に付属のものを使用しています。
塗装は、まず全体にクリーム5号を吹き、寝台をマスキングして床板を、寝台モケットの部分んを除いて他のすべてをマスキングして寝台のモケット色(青15号)を吹いています。
もしかして、床板→寝台モケット→クリーム5号の順で吹いたほうがきれいに出来たと思います。

あとは車体表記類のレタリングとオーバーコート塗装。乾燥後に窓セル入れ室内灯の組み込みで完成です。

2019年1月26日土曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その⑧

さ、本日はアルミサッシの貼り付けと、窓枠のエラー訂正と内装作りの取り掛かりです。

窓枠のエラー部分。廃棄したキットから、該当部分のパーツを外し、塗装やプライマーの成分をキサゲで取り除き、一連の下処理をした後、プライマーを塗装、その後、内・外装の塗装をして、アルミサッシと同様、ボンドで接着しました。アルミサッシは洋白の板をエッチングで抜いたものをクリア塗装の前に張り付けます。





内装はいろいろ考えた結果、TOMIXの10系寝台のものを使うことにしました。ちなみに、サイズは窓のピッチや、座席の高さなど、申し合わせたかのようにピッタリです。まず。台車のボルスタの部分の逃げを作り、廊下部分の床板を1ミリのプラバンから自作。室内仕切り板は工房ひろのスハネ30用仕切り板セットに入っているのもに交換しました。




床板への固定方法は、取り付けるためのねじ穴をあけ、真鍮の床板に2ミリでタップを切っています。









トイレ、洗面部分、デッキ部分は別パーツで作成。管通路よりほんの少し低く作成し(段差0.8ミリなので0.5ミリで作成)、0.5ミリの小パーツで小さいスロープを作成、管通路の高さに合わせ、高さ調整のために少し削っています。







高さを合わせるためにスロープを作成。実物も同様のものが設置されている。スハネ30に対しては資料がない分不明だが、デッキ周りのディテールが上がってよい表現だと思おう。







本日の作業はここまで。
次回は室内の塗装と照明の取り付け、窓セルの貼り付けで多分完成です。


FUJI MODEL スハネ30の制作 その⑦

前回、窓枠のエラーで嘆いて作業終了したので、今回はそのリカバーも含めてボディーの塗装から始めます。

外装を塗る前に、まずマスキングから始めます。今回はデッキ通路部分の厚み表現をしたので、その部分のマスキングが入る分、多少手間がかかります。(ここは内装色ですよね)
いきなり外装の完成形写真です。笑いろいろ集中しちゃうと、写真を撮るの忘れてしまいます。ボディーの塗装が終了した後、雨樋部分でマスキングし、屋根の塗装に入ります。まず雨樋の厚みの外側でマスキングして、艶消しの黒を流します。その後、流したところまでマスキングを伸ばし、少し濃いめのグレーを屋根全体に塗装します。
グレーが乾燥したら、屋根ステップの部分をマスキングし、ジェイズのスエード調スプレーの中身を出して、少し薄めに屋根全体に塗装します。この時、厚塗りにならないことがポイントです。スエード調スプレーが乾燥すれば、キャンバスの継ぎ目を表現べく、マスキングをし、クリア塗装をします。このままではマスキングの段も出てしまうし、表現もきついので、ここで再びスエード調スプレーを薄めに塗装します。ベンチレーター等を接着すれば屋根部分は完成です。
この日の作業はここまで、次はさらに進みます。


2019年1月25日金曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その⑥

前回はプライマー塗装から下地塗装、内装塗装まで進んでいたので、今回は外装の塗装を行いました。

今回の車両は近代化更新後と言う事なので、ボディー色は「青15号」を塗りました。
塗料はGreenmaxカラーの青15号です。なのですが、塗ってみると肌が荒いじゃないですか!
おそらくプライマー塗装が厚かったんだと思います。リベットもあるので、ペーパー掛けすることもできず・・。


シンナードボンです。生地まで戻し、塗料成分を徹底的に除去し、軽いペーパー研磨、私の場合、耐水ペーパーは使わず、研磨布というものを使って磨きます。研磨布だと、布なので、ボディーの面にしなやかになじみ、リベットなどの頭を削り取ってしまうリスクも減りますが、布なので、尾灯掛けなどに引っかかってしまうので、注意が必要です。

プライマーを吹き、サーフェイサーまで塗りました。
内装の塗装に入りました。

内装はGMカラーのアイボリーAです。もう少し白っぽいほうがいいのかもしれません。この時に気が付けばよかったのですが、一番デッキ側に近い窓枠をつけ忘れていました。この時気が付いたのですが、デッキ側に一番近い窓に窓枠がはんだ付けされていません。この部分のパーツがなかったので、てっきりアルミサッシが入るのだとばかり思っていました。
改めて資料を見てみると、ここはサッシではなく、普通の窓枠であることが判明。
以前作成した同じキットには、ここのパーツが付属していたのですが、今回のキットには付属されていませんでした。トホホです。後の作業でリカバーしなければなりません。

この日の作業はここまでです。

2019年1月17日木曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その⑤

製作中のスハネ30、塗装に入りました。
組み立て完了した車体、床板、床下機器などをクレンザーで磨いたあと、ブラスクリーンで酸化被膜を除去し、プライマーをエアブラシで吹き、下地の塗装をしました。


以前はプライマー塗布のあと、すぐ内装色を吹いて、マスキングののち、ボディー色を塗るという工程で塗装していたのですが、最近は、プライマーを外装、内装ともに吹いたのち、下地処理として、Mr.ベースホワイト1000を塗ることにしています。これを塗った後、ごみが噛んでいれば1000番の耐水ペーパーで軽く水研ぎをしてから、アルコールできれいにして、塗装をしています。以前はプライマーの効果に斑があり、マスキングをはがしたとき、塗装も一緒にはがれてしまうという現象に悩まされていました。手順を変えることで、そういう事故が皆無となりました。

水研ぎが終了し、まずは内装色から塗装をします。実はボディーをブドウ1号で塗るか、青15号で塗るかいまだ悩んでいます。多くの急行に使いまわせるので青15号にしようと思っているのですが、内装の色がどんなだったか解らないのです。青15号であれば、近代化改造後になるので、内装はメラミンパネルだと思うのですが、昭和30年代のブドウ1号の場合、どんないろか解らないのです。淡緑1号? わかりません。

とりあえず、クリーム色にしようと思ったのですが、良いクリーム色が見当たりません。なので、とりあえず、塗っているときの香りの良さで、マロネ41と同じグリーンマックスのアイボリーAを塗ることにしました。(爆)。。甘くていい香りするんですよね。って。


今回は貫通路も1ミリ角線で厚みをつけたので、そこも塗らないとだめなので、表からも内装色を塗っておきました



あとはベンチレーターとスハネ30の特徴でもある扇風機カバー、床板に床下機器を塗装しました。床板、床下機器は台車の塗装跡、マイテ39同様、軽く汚し塗装をする予定です。





扇風機カバーは取り外しできるので、裏側もちゃんと塗っておきました。


さ、次は塗装も重要な部分、外装と屋根の塗装に入ります。天気が良ければこの週末にでも。。。

2019年1月14日月曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その④

さて、ボディーの完成もあと少し。
非デッキ側の手すりの作り直しと、補強らしきものの付け替え、雨樋縦管の取り付けでほぼ終了です。


窓枠の取り付けも忘れてません。最初は塗装後に接着でつけたほうが仕上がりが奇麗かなと思ったのですが、結局いつもの通り塗装前に半田付けを行いました。


ホロとベンチレーターは塗装後に接着です。アルミサッシの窓枠も塗装後に張り付けです。室内はTOMIXのナハネフ12のものから寸法を割り出して自作します。
塗装は一般的な手順に従って、クレンザー研磨、中性洗剤のあと大切なブラスクリーンで酸化被膜の除去のあと塗装をします。
完成にはまだまだです。

FUJI MODEL スハネ30の制作 その③

休みに入ったので、作業はサクサクと進みそうなのですが。。
土曜は雨樋、ウィンドシルとヘッダを取り付けるだけでやっとでした。

キットについていたリベットをエッチング表現したウィンドシルとヘッダのパーツは曲がり癖がついていました。ここは見た目がとても大事で可能な限りまっすぐ取り付けたいので、こういうのは困ったものです。

手元にエコーモデルのウィンドシルとヘッダのエッチングパーツがあったので、それに変更しました。




さて、日曜日は細かいパーツの取り付けです。
それと、非デッキ側の妻板にエラーがあることを発見したのでそれの修正。
スハネ30の非デッキ側の妻板は裾が短いんです。Wester Wieseの12ミリゲージの製品
はそこをちゃんと表現しています。なので、このキットの妻板を外してなんて、ここまで組み立ててからは無理なので、リューターで削ることにしました。

製造銘板、表差などを取り付けました。手すりは0.3ミリの燐青銅線から作成しています。



こちは非デッキ側。製造銘板の下の帯はなんか不明のパーツ。補強?
銘板をつけて気が付いたのですが、太すぎです。0.5ミリ線をカマボコ型に加工して付けようかを思っていたのですが、そのままつけてみると、やはり目立ちすぎです。0.5x0.3の帯板でもいいかもしれないです。付け替えですね。それと、側板にある手すりも幅がありすぎです。もう5ミリほど幅を狭くしたほうがよさそうです。これも付け替えですね。雨樋縦管は最後に取り付け予定です。


さて、今回は室内の制作も行うので、床板取り付け用のアングルは最小限にしています。
アングルがあると、室内の組付けや取り外しがとても困難なので、今回室内は床板側に取り付け予定です。アングルがあるとそれができないので、床板取り付けのアングルは極力小さくして取り付けました。


明日の作業は、今日した作業の修正と窓枠の取り付け。それで余計なハンダをキサゲして生地完成です。床板は以前制作した3両分の完成したものがあるので、その塗装を剥離して一部修正して使用します。

2019年1月10日木曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その②

前回は雨樋の取り付け手前でパーツ在庫がなく作業終了しました。
今回はパーツが入荷したので早速の作業を行いました。
今回入荷したパーツは工房ひろの以下のパーツです。


丸屋根用雨樋ジョウゴと、雨樋縦管。
雨樋ジョウゴはキャンバス止めと一体成型になっていますが、このパーツは折妻の折れた部分で一回切断して、幅を調整して使います。実写ではこんな感じです。


雨樋ジョウゴの切り出しが大変です。まず、パーツのセンターを出し、そこから左右均等になるよう、切り出します。3分割した中央部分はこのキットでは14ミリ。センターから左右7ミリのところで分割します。雨樋の高さが幕板下端より7.5ミリと指定されているので、ジョウゴの側板雨樋にあたる部分の下端は同じく7.5ミリとなるよう、妻板に穴あけを行います。もちろん、左右均等になるよう十分注意が必要です。また、雨樋縦管とジョウゴが一直線になるようジョウゴの部分の位置決めが大変です。


こんな感じになりました。雨どい縦管は他の作業で曲がってしまいますから、この時点ではまだ取り付けません。片方の取り付けに3時間もかかってしまいました。
今日の作業はこれまで。

2019年1月6日日曜日

FUJI MODEL スハネ30の制作 その①

みなさん、明けましておめでとうございます。
平成31年の模型製作第1番はFUJI MODELのスハネ30です。


実はFUJI MODELのスハネ30の制作は3両目だったりします。

このほかにも、ピノチオ製のスハネフ30やスハネ30もあったのですが、実は完成していません。ここまできれいに出来ていたのにね。

現在はというと、こういう状態です。

塗装をミスしてプライマーが剥離できず。
ならばバーナーでパーツに戻して剥離しようとしてこのような姿になってしまいまいした。ミスの原因は塗装したブドウ1号が期待していた色と全然違ったからです。

半田を落として塗装もペーパーで研磨してなどと思っていたのですが、面倒なのでする気がしません。

なので、今回、新たに2両のキットを増備し、3度目の制作に挑みます。さすが3度目となると色々欲が出てしまいます。そういう技を入れながら制作してゆきたいと思います。

仕切り板は工房ひろ様のスハネ30用の仕切り板を使っています。実はこれ使い方がいまいち良く解っていませんでした。3枚付属しているのですが、実は2枚張り合わせて使うのが正解じゃないの?って思いました。なので今回は2枚張り合わせて使っています。工房ひろさんのパーツはとても出来が良いので気に入っているのですが、エコーモデルさんのパーツは説明がとても親切ですが、工房ひろさんのパーツは、説明がどこにもされておらず、非常に残念です。

さすが3両目、手慣れた感じでサクッとここまで進みました。

今回の試み、妻部分のデッキ通路、厚みを出すために1ミリの真鍮角線で縁取りました。
さて、妻板の仮付け確認をしようかと思ったのですが、非デッキ側の妻板がどうも変です。こんなだったかなぁと過去の残骸をチェックしてみると、なんとデッキ側の妻板が2ツ入っているじゃないですが。梱包ミスです。あぁ、最悪ぅ~と思ったのですが、残骸の妻板を拝借することにしました。で、妻板の加工の写真です。

こんな感じになりました。結構いけてます。いい感じです。ホロ釣りは妻をはんだ付けすると小手先が入らないので、妻板はんだ付けの前に取り付けています。

このあと雨どいの取り付けをしようと思ったのですが、きっと付属のものではショボイので、前回作同様に、工房ひろさんの雨樋ショウゴ丸屋根用雨どい縦管を使うことにします。在庫がないのでお取り寄せ。なので今日の作業は終了です。半田、キサゲしてきれいにしないとね。

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