2018年11月1日木曜日

ワールド工芸 マヌ34の製作 その③

さて、マヌ34の塗装と参りますか。
実は17年6月に一度塗装したのですが、色が気に入らずシンナープールにドボンさせていました。今回の塗装はそれ以来となります。

以前塗装したときの様子。塗料はマッハ模型のぶどう2号。プライマーはマッハのマルチプライマーだったと思います。





で今回は、せっかく生地肌なので、水タンクのエッチング抜きの手すりを0.4ミリ燐青銅腺に付け替えました。



今回使った塗料は、モリタのぶどう1号、マッハの床下、屋根上用のグレー、グリーンマックスカラーの半つや消しクリア。





で、あとは窓セル入れだけです。

ワールド工芸 マヌ34の製作 その②

実は車体の組み立ては17年の3月に終えています。
ということで、写真は当時に撮影したものだけなので、あっという間に箱が概ね完成していたりします。

このキットは当時の写真を見ると、石炭を積む所に釣り金具が取り付けられている様なので、手持ちの機関車用釣り金具を取り付けました。
その他、手すりや吊り上げ金具など全てエッチング抜きのパーツで、キット付属のものです。


水タンクもその蓋も手すりも全てエッチング抜きのパーツです。もちろんデッキ手すりも。


ディテールもかなり良いので、床下もパイピングを追加しています。ブレーキ管やブレーキ弁、送水管の塵こしなど追加しています。


水タンクの下から送水管が出ています。これがキット指定の取り付け方法ですが、後から問題発覚です。


生地完成となりました。



ワールド工芸 マヌ34の製作 その①

今回はワールド工芸製「マヌ34」を製作しました。

箱写真
何年前になるのか、ワールド工芸のキットが気になっていて、暖房車であるマヌ34が手ごろな価格で発売されたので、勉強のために購入していた。

ワールド工芸のキットを組んだ経験のある方ならお分かりかと思いますが、ワールド工芸のキットはほぼ全てが真鍮板や、燐青銅板をエッチング抜きしたパーツが基本です。
しかし制度は驚くほど正確でとても組みやすく設計されています。


このようにエッチング抜きした真鍮板を山折り、谷折りなど指定されたように立体化するとこのように綺麗に出来上がります。もちろん、折腺の部分には、折り曲げた後ハンダを流しておきます。
ただ、0.4ミリや0.5ミリの真鍮板に三分の二程、エッチングで筋彫りを表現してあるので、何度も曲げたり伸ばしたりすると、折損してしまうので、注意が必要です。また、ハンダを流す順序を考えないと、後から半田ごてが入らないということになってしまうので、図面を見て順序を考えながらハンダ付けしてゆきます。

2018年10月19日金曜日

モア マイテ39-1の再生 その8 完成だぁ!

やっとモア製のマイテ39-1が完成しました。
手元においていても良いのですが、なんせ重いのです。走らせるというより、観賞用ですね。そういう車両を持っていても仕方ないので。。私の腕がどれだけ評価されるか、物は試しです。

いわゆる人目腺で。展望デッキのデッキ灯はちょっとボンヤリしてますが、コレで良いかな。




天プラのはとの最後尾につなげて雰囲気作り。



アップで。




エンド違い。。



さて、マイテも完成したことだし、次は塗装でミスしたマロネ41の塗りなおしからだな。


モア マイテ39-1の再生 その7 台車、床下等

さて、最後の最後、足回りのメインテナンスと加工になりました。まずは台車です。

モアの台車は日光モデルのTR73と同じようにリジッドでねじれができない構造です。日光と違うのは軸箱稼動であることと、台車センターが本当にセンターであること。
軸箱稼動でも構造がリジッドであるので、走行性能はもう一つです。ジョイント音は軸箱稼動のおかげでよい音がします。
天賞堂のTR-11の本格的な軸箱稼動と違って、ピボッドの軸受けがバネで上下道できる構造です。パーツはとても小さく、なくすと大変です。軸受けはロスト製です。
真ん中のバネの色が違うのは、購入時に無くなっていたバネを何かの代用品を入れたものです。なんのバネだか覚えていない。。


私がこのマイテ39-1を購入したとき、既にバネが数個行方不明となっていました。各バネの定数を少しでも近づけるために、0.25ミリの燐青銅腺でバネを作ることにしました。
オリジナルのバネは内径1.2ミリ、なので1ミリのドリル刃をバイスに加え、それに0.25ミリの燐青銅腺を巻きつけてゆきます。巻きつけた後、少し戻りが出るので、仕上がりがちょうど1.2ミリになります。

こんな感じに仕上がります。同じ長さにカットして使います。

入れてみました。いい感じです。

台車を全てバラバラにしたついでに、色でも塗っておきましょうということで、プライマーを吹いてつや消し黒を塗りました。
で、私が最近お気に入りのウッドブラウンを下側からさっと吹いて立体感を出しておきます。

台車だけ汚れを表現してもおかしいので、床下機器もサクッと同じ色を下方から吹き付けて見ました。

さて、全体を組み立てたらやっと完成です!

モア マイテ39-1の再生 その6 窓セルと室内灯

さて、ボディーは窓セルの貼り付けと電気関係のみとなりました。
あっと、そのまえに、デッキ上部の等級表示のインレタが残っていました。

モアの製品では、0.3ミリの真鍮板を幅5ミリ、高さ1.2ミリとして白色を塗った上から「1等」という文字を赤いレタリングで表現しています。
こういうちっさい部品を塗装してとか面倒なので、0.3ミリのプラ版に、くろま屋のNo.3201(客車デッキ表示)をレタリングし、プラ用接着剤で固定しました。


私の場合、窓セルは0.5ミリの透明PET素材の板をホームセンターで購入して使っています。0.3ミリとか、もう少し薄いのがあれば良いのですが、アクリル板みたいな平面性と透明性があって好きです。柔らかいというのも良いですね。
さて、電気関係で大事なのは室内灯ですね。この時代のモアの製品はほかに知らないので、これがモアの純正仕様なのか判りませんが、電球タイプで導光板(昔のカツミっぽい)で拡散するタイプが付いていました。LEDに変えても良いのですが、コレはコレで良い味出しているので、そのまま使うことにします。
ただ古いからか、作った人が無神経なのか、配線やコモンラインに使っている真鍮腺の腐食が酷いです。おそらく、ペーストを使わず、ハンダ付け用のフラックス(酸化亜鉛溶液)を使ってその後良く洗浄できていなかったと思われます。コモンラインは太いから良いのですが、電球の銅線が切れやすいです。案の定、ひとつ切れてしまいました。仕事が増えた。。トホホ。


いちから塗装するので、展望部分のデッキ灯も作りました。あまり明るすぎると興ざめしてしまうので、光源は室内灯として、アクリルの丸棒を追加して光を導いています。
行灯やテールライトはオリジナルの電球をそのまま使っています。


さて、あとは床板、台車のメインテナンスです。



モア マイテ39-1の再生 その5 レタリングの貼り付け

モア マイテ39-1の再生も佳境に入って来ました。
今回はレタリングの貼り付けです。

マイテ39-1専用のインスタントレタリングなんてあるわけないので、全て汎用のインスタントレタリングからの作成となります。今回使用したインスタントレタリングの大半はインスタントレタリング専門のくろま屋さんから購入しました。

まず形式番号と所属のレタリング。
所属のレタリングはPCシリーズのNo.3114(客車所属標記)を使っています。
形式番号はNo.3004からマイテを使い、番号はNo.3005番を使用しています。


形式表記、検査表記など。
形式表記ははじめ表現しようかどうか悩んだんですが、黒い車体のとても良いアクセントになるので、貼り付けることにしました。

先にも書いたように、マイテ39専用のレタリングがあれば転写するだけなのですが、そんな物はないので、汎用のものから組み立てないといけない。。。
ただでさえ目が悪いのに、1文字0.5ミリ以下の文字なんて見えるわけがない。
いつも使っているめがねタイプの拡大鏡3.5倍(HAZUKIルーペじゃありません)に卓上型の拡大鏡の3.5倍を重ねて、やっとイロハが判る程度。。そんあインレタを組み合わせて作りました。なので、マイテのイがすこしずれちゃっています。笑

自重表記は45.42tとなるのが本来なのですが、「自重○○.○t」の丸の部分に数字を入れるのですが、小数点以下に1文字のすぺすしかない為、「45.2」としています。
まぁ「t」だけ転写せず、スペースを空けて転写しなおすという方法があるのですが、小さすぎで私には限界を超えていてしませんでした。

換算表記は積と空が違った数字のものはあるのですが、積・空をくくって表現しているものはないので、No.3117(客車換算標記汎用タイプ)から、あまり使わない換算表記の数字の部分を削り取って転写し、そのあとで、換算、積、空を削り取って数字の4.5というものだけにした物を転写し、組み合わせるという方法を使っています。


問題は定員表記です。
天賞堂のプラ製品の写真ですが、定員表記は「定員一等14名・展望10名」となっています。二等○名、三等○名というのはNo.3105(客車定員荷重標記)にあるのですが、一等・展望の定員表記はありません。


いろいろ探していたら、手元にモデルシーダーさんから発売されているMAXモデルの「燕」編成用インレタがあるのを思い出しました。拡大ルーペで探していると、展望車用インレタに一等・展望のレタリングが存在していました。(マイテ39-1に使っちゃうので、MAXモデルの展望車作成の際には追加購入しないと・・・)


さて、後は窓セルの貼り付けと細かい部分の修正、ライトの組み込みだけとなりました。

モア マイテ39-1の再生 その4 塗装③

さて、モアのマイテ39-1、谷川のマロネ41も上塗りする時が来ました。

ちょっと色が白っぽいように思いますが、下塗りにグレーのサーフェイサーを塗っているせいでもあります。このあと乾燥すれば、もう少し黒味が出てきます。


等級帯の部分のマスキングをはがしました。そして軽く耐水の2000番で水研ぎです。
マイテ39-1も同様に上塗りをしていますが、リベットが多数あるため水研ぎは最小限にとどめています。マイテの写真撮り忘れました。m(_._)m



上塗りも終わったので、次回はレタリングの貼り付けです。

2018年10月8日月曜日

モア マイテ39-1の再生 その4 塗装②

内装塗装の後は外装の塗装に向けての準備から入ります。
ボディーの内側を丁寧にマスキング。
その後、等級帯の幅にマスキングテープを切り出します。幅は1.89ミリ。
等級帯のマスキングを貼り終えたら、まずは屋根の塗装から。
全体にマッハカラーの灰色1号を吹いた後、マイテ39-1はベンチレーターと冷房ダクトをマスキング。マロネ41は空気調和装置の点検口をマスキングします。



このマスキングで半日費やしました。o.o;

マスキングが終ったら、全体を軽くアルコールで拭いた後、コレを吹きます。
ジェイズのスエード調スプレーの中身。スプレー缶なんだけど、濃くなるので中身を取り出し、薄めて使っています。


で、こうなります。これでも濃く吹きすぎているかも。



塗装の乾燥に数日おいて、今度は屋根をマスキングしてやっとボディーの塗装に入ります。なので、今日はコレまで。

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