2019年6月29日土曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑯ 2両目 完成

販売用に制作しているマロネ40も完成と相成りました。
今回は、前回作に比べ内装パーツの精度向上と色の見直しを少し行いファインアップしています。
塗装に関して言えば、希釈がまだ薄いように感じます。細かい部分への塗装の乗りが悪いのです。屋根の色にはいつも悩まされます。今回はどうだったかな?
空気調和装置点検蓋の段差表現は少しきついような気もします。なんせ図面が無いもので。


さて、今回の目玉は内装設備だと思います。
イラストレーターで作った内装シールを多用しております。室内パーツのみならず、側板内側の木目表現も!


床下はいつもの事ながら、図面と睨めっこしながら配管の表現を加えています。
マロネ40は冷房装置搭載により、この台枠のオリジナルの床下機器配置と大幅に変更されています。特にエア回り。配管の周りはできるだけ忠実に取り廻しています。


マロネ49・マロネ40・マロネ41と銀河を思わせる編成にもどっしりとした存在感で訴えてきます



細部のアップにも十二分に耐え






たとえ1両での展示でも十二分に存在感があります。


この車両は埼玉県在住の方にご落札いただきました。
ありがとうございました。

2019年6月2日日曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑮ 2両目 塗装の開始

さて、塗装の開始です。
今回の内装塗装はデッキ部分と屋根裏の塗り分けだけですので、手順等も簡略化できます。まず全体にプライマーを薄く塗装し、デッキ部分にマッハ模型の「車掌室色」を塗装し、マスキングをして屋根裏のアイボリーホワイトを塗装です。かなり簡略化できました。内装の塗装あ完了したら、シャイ裾と窓以外のマスキング(今回あえて窓のマスキングはあえて省略しています)窓部分は車体内側にスポンジを入れて簡易的にマスキングをしました。マスキングができれば、帯色のブルーを吹きます。


あえて窓のマスキングを省略したのは、マスキングをはがすと塗料がバリになっていたり、窓枠の周りの塗装があれていたりするため、それへの対策のためにマスキングを省略しました。窓裏への多少の吹込みは新しい側板内装の貼り付けで分からなくなるためです。

いままでは帯色は帯部分を重点的に塗装するだけでしたが、そうすれば窓周りの塗装があれてしまい、水研ぎをしなければならなかったため、塗装荒れ防止のために側板全体を塗装しています。



塗装の具合は抜群です。気になったスポンジマスキングによる不要な塗り残しも塗装中に気にしながらチェックをしていたので、窓周りもきれいに塗装できました。
さて、次は屋根の塗装とその次は車体の塗装です。

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑭ 2両目 開放寝台の制作

コンパートメントの仕切りはなんとかきれいに出来たので、次は解放寝台側の室内制作に入ります。その前に、個室寝台の椅子の制作をしてから。。。


開放寝台はプルマンタイプの寝台なので、ボックスシートの間に仕切りが取り付けられています。独特のデザインなので、それを模したシールを作成しました。上段寝台は省略しています。(作っても良いのですが、そうなると寝台をセットした状態にしたいなぁ)


個室の寝台はサイズの良いものがないので自作していますが、開放寝台側は少し小さいですがIMONのロネ椅子があるのでそれを使います。この仕切り板をロネ椅子で挟むわけです。通路側はプラ板とシールでひじ掛け等を作り貼り付けます。
椅子はすべて赤色のベルベット生地なので、少しくらい赤に塗ります。内装床に貼り付けてとりあえず完成です。


個室寝台もシートを暗赤色で塗装し、固定しました。


あとは非デッキ側の仕切りと、デッキを埋めて作られた物入れなどを作って、内装は完成です。

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑬ 2両目 室内の制作

完成した1両目は早速お嫁に行きました。
2両目は1両目のノウハウを生かしてもう少しこだわって作ってみたいと思っています。
既に塗装まで完了していたのですが、等級帯のマスキングをはがすと塗装が剥離してしまうという久々のトラブルで、シンナープール行きとなりました。

このマロネ40はマスキングの手間省きをしようとこんなことをしてみました。


内装はすでにインクジェットプリンターから打ち出したものをプラ板に張り付けて作るという方法が定番になりそうなのですが、側板の内側もプリントアウトしたシールでやってしまおうという魂胆です。


今回は艶消しタイプのシール用紙を使っています。写真は切り出しが終わって所ですが、光沢フィルムに比べほんの少し厚みがあるので、このままでは切断面が目立ってしまいます。なので裏面から、艶消しの黒を切断面に筆塗りしています。


効果絶大です。今回は内装の切断目にも同様の加工をしています。手前に窓2つは塗装後。後ろの窓は塗装前です。


マスキングの手間が省け、塗装工程が簡略化できるので、塗装ミスのリスクも回避できるのですが、窓の位置がドンピシャの精度でないといけないので、作っては修正の連続。塗装よりはるかに手間がかかりました。おまけに切断面を塗ったりと、結局細かいこだわりで手間暇かかってしまった。実際に置いてみるとこんな感じです。


実はこれ、窓セルです。いつもは0.5tのPET板を使っていますが、薄めに仕上げたいので、今回は0.4tの透明プラ板を使っています。これを通常の窓セル同様、車体内側に張り付けるわけです。


通常は車体側に引っ付いたままになるわけですが、ボディーを被せればこんな感じになるわけですね。



さて、次は解放寝台の内装です。

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