2019年2月24日日曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その② 床板取り付けアングルの加工

塗装済みの完成品なので、自分の思うような作りにはなっていません。
まず、床板取り付け用のアングルを一度外し、カットしたうえで改めて付け直します。


ボディー側板を曲げないよう注意しながら、少しづつ外してゆきます。半田ごてを上げすぎてボディーを加熱しすぎると熱膨張して歪が出るので注意しながら外してゆきます。


アングルが外れたら半田吸いとり線を使って、余分なハンダを除去してゆきます。


奇麗になったら、アングルをカットします。アングルは室内を床板側に取り付けできるように取り付けねじの部分だけをカットし再び取り付けます。


床板取り付けアングルの加工が終わると、次は屋根部分の加工に入ります。
マロネ40(マイネ40)の屋根はキャンバス張りではなく、鋼板製の屋根になります。
また、屋根部分にある空気調和装置の点検蓋は屋根部分が少し低くなって取り付けられています。これはマロネ40の外観上の最も特徴的な部分で、これを表現するために模型の屋根部分の加工を行います。


まず、点検蓋の長さより0.5ミリ大きめに薄刃ノコで屋根をカットします。ノコの手前に写っているハンダの板はあとで鋼板屋根の継ぎ目をつける為の冶具です。屋根に対して直角に切れるようガイドにしています。



カット出来たら次は屋根の真ん中で切れ目を入れます。


こんな感じにカット出来ました。カットしてできた隙間を合わせるとその部分の屋根が低くなります。


厚み0.2ミリの真鍮板をノコでカットした隙間にはめ込み、段差部分の隙間を埋めます。


鋼板屋根と空気調和装置点検蓋の低くなった屋根の表現が出来上がりました。


鋼板屋根の継ぎ目の表現は、先ほど写っていた冶具を使って、ケガキ棒で溝を掘るという方法を取りました。これぞマロネ40って感じです。が、空気調和装置同士の間に鋼板屋根は本来であれば13枚あるのですが、今回はちょっと幅が狭かったようで。。



あとは妻面の加工です。今日は幌釣りの取り付けまでで作業終了としました。あとは製造銘板の取り付け、尾灯掛けの取り付け、妻梯子の取り付けでボディーの加工は終了です。

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