2019年2月14日木曜日

FUJI MODEL スハネ30-15の制作 その① 組み立て開始

FUJI MODELのスハネ30の制作は4両目になります。制作を重ねるにつれ、いろいろなノウハウが加わりつつあります。
前回は管通路に1x1の真鍮角線で厚みを持たせてみましたが、塗装後もなかなか良い感じにつながりました。
今回は、外観ではわかりませんが、妻板とボディーの接合強度を上げる工夫をしてみました。

いつも通り、まず手順通り解説してゆきます。
FUJI MODELのスハネ30に付属のデッキと客室の仕切りは通路位置にエラーがあるので、工房ひろかた発売されているスハネ30用の仕切りセットを使いました。いつも気になるのですが、これリベットなしのバージョンは作らないのかなぁ?

0.4ミリの洋白板にエッチングで仕上げた製品です。一枚に3か所、ランナーから切り離したバリが存在していますので、それをきれいに除去しておきます。
除去したら、左右対称の2枚を張り合わせて客室とデッキ部分の仕切り板をはんだ付けします。あとから気が付いたのですが、先にデッキドアを取り付け、出っ張った部分を削ってからもう一枚を張り付けたほうがきれいに作成できます。


デッキドアを垂直に気を付けて仕切り板に取り付けます。そのパーツに1ミリの角線をはんだ付けしておきます。


出来たパーツをボディーに取り付けます。角線で補強を入れているので、位置決めがとても楽にできます。こういうもののはんだ付けは、どこか一か所、びしっと位置決めをしてチョン付で仮固定し、の点を降らしてゆくように半田付けします。一通り点付けが終わったら、フラックスをもう一度流し、全体ではなく、半分の長さではんだを伸ばしてゆくと、跡が奇麗になります。

丸屋根を取り付けます。これも点を重ねて裏からはんだを伸ばします。その後表側からはんだをもって接合線を消します。この時フラックスは付けずにハンダを伸ばすとはんだに少し厚みが出ます。


屋根ができたので、妻板の作成に入ります。妻をボディーに取り付けてしまうと、ホロ釣りやデッキ厚の表現のための1x1角線が工作できなくなるので、妻板を取り付ける前に、妻につくパーツはあらかじめ取り付けておいたほうが良いです。写真はトイレ側(非デッキ側)の妻板です。この状態で、ホロ釣り、尾灯掛け、製造銘板などを取り付けておきます。非デッキ側には補強の帯? も取り付けておきます。


妻板を取り付けます。デッキと車体の接合に1x1ミリの角線を追加しているので、強度と精度が向上しているのがわかると思います。
デッキ側の箱が完成。このあと、同じようにして非デッキ側も完成です。
このあと、ウィンドシルとヘッダーの取り付け、妻の雨樋と雨樋縦管の取り付けを行います。

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