2019年3月24日日曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑥ 車体の塗装

いよいよ車体の塗装に入ります。
今回は側板、屋根、デッキと塗り分けも多いので、塗装の順序をしっかり考えないとマスキングが大変なことになったり、出来なくなったりします。屋根を先に塗ってしまうとマスキングができない部分ができてくるので、まずは側板から塗装に入ります。
マロネ40は木製ニス塗りの内装なので、そのような塗装にしたいのですが、調色されたものはありません。私の場合、ウッドブラウンを塗装(写真手前)したものの上から、クリアオレンジを軽く吹いています(写真奥)私としてはまだまだ不満なのですが。。これからまだまだお勉強が必要です。


内装色を残さないといけない部分をまずマスキングして、デッキの色を吹きます。
色はマッハカラーの215番 クリーム5号(車掌室室内色)を塗ります。もう少しグレーっぽいかと思いますが、まずまずな色なので良しとします。
左はリメイク品、右が新規製作品です。客室扉の表現が効いています。ここだけ内装色に塗りなおさないといけません。屋根の部分に磨いた跡がありますが、塗装が下手な証拠です。室内を塗装するとき、一度に多く塗装しようとすると、半乾きの塗膜にミストが付着してザラザラになってしまいます。とくにコーナー部分。「コーナー部分をを先にサッと塗装して、ミストが付かない程度に乾いた状態で他を塗装する」という塗装順を守って塗り重ねると大丈夫かも。。次回からそうしてみようかと思います。
なので、ザラザラな部分は1000番のペーパーで研ぎ落としてあります。



出入り扉のない側は客室出入口の仕切り板が入る部分で同じ色を塗装します。


さらにマスキングを追加します。デッキの部分をマスキングします。貫通路は厚みのある部分の0.1ミリを残して内側をマスキングしなければならないので大変です。マスキングが終わると客室内の屋根の塗装です。屋根は失敗して水研ぎした分、きれいに塗装できました。「失敗は成功の基」とはこのことかと思ったり。さて、屋根も塗装できたので、外側の塗装です。その前に、塗装した屋根のマスキングですが。うちではボディー内側の大きさに切ったウレタンを詰め込んでいます。ボディーのキープは床板取り付けのアングルに特製のグリップを取り付けて乾燥用ハンガーとしても使っています。


外側の塗装
1.屋根の塗装
 今回の車体は鋼板屋根なので、塗装は屋根から入ります。キャンバス屋根の場合も下地の色はこのタイミングで塗装しています。(スエード調スプレーはスプレー缶から出したものを希釈して吹いていますが、塗料の中に含有しているフレイクがほかの部分まで塗られてしまうとそこもザラザラになってしまうので、スエード調スプレーは最後に塗装しています)
 実は今回は屋根を内装よりも最初に塗っておきました。その段階でマスキングも済ませてります。屋根色と点検蓋の色を変えたつもりでしたが、屋根色がかなり明るくなりすぎてしまいました。(ここだけ塗りなおそうかな)
2.等級帯の塗装
 屋根をマスキングしてあるので、腰板部分の等級帯であるGMカラーの「ブルーB」を塗装します。
3.車体色の塗装
 モリタのぶどう1号を塗装します。その前に等級帯の部分をマスキングします。エコーモデルの愛称名差しの高さに合わせてマスキングテープを切り出します。今回は1.85ミリ。いつもは1.8ミリなのですが、リメイク品の車体はこれらをエッチングで表現してあり、僅かですが、エコーモデルのものより幅が広めなので、そちらに合わせてあります。
新規製作品はエコーモデルのパーツを使っているので、実物通り等級帯のマスキングは札差しの内側も行います。
 マスキングが終わると、少し薄めのブルーBで漏れ止めの塗装を軽く行います。漏れ止めが乾けば本格的にボディー色であるぶどう1号を吹いてゆきます。




塗料は開封すれば、日が経つと濃度が濃くなってしまうので、他の皆さんのように塗料を3倍希釈とかしていません。まず元となる塗料の濃度を確認して小瓶に移し、シンナーで希釈しますが、撹拌棒が透けて見えるほど薄めに希釈しています。(新品の塗料なら5倍くらい)照明のライトが反射して写る程度の湿った感じになるまで塗装し、それを繰り返しできるだけ厚みの少ないシャープな仕上がりを目指して塗装しています。



というわけで3両塗り終わりました。
このあとインレタを入れて、塗装の修正などして、クリアー塗装です。
あ、まだ下回りの工作が全然できてなかったりしますが。。汗




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