2019年3月6日水曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その③ デッキドア周りの加工

前回は床板取り付け用アングルの加工と、屋根点検蓋部分の段差表現加工をしました。
今回はデッキ周辺の加工と、手すり類の追加加工をしました。
実際の車両ではこうなっています。


まず大きく見てわかるのがデッキステップしたのステップ。デッキドア下にちらりと見える床面。デッキステップ自身は単なるL型ではなく、他の丸妻車と同じく、車体中央よりが蓋をしてあり強度の確保がされているということ。車体はしよりは末妻車とよく似た丸井計所の補強が入っている、それとわかり辛いですが、戸当たりがちらりと見えています。
デッキドア部分といえども、細かいですが色々あります。
で、FUJI MODELのキットはというと。。。


えらくすっきりしています。L字にプレスされたパーツを裏からはんだ付けするだけというシンプルさ。しかも、台車との干渉を避ける為か、ステップの位置が高いですね。なので、全部半田ごてで取り外し、加工することにします。本物は、デッキドア下とステップの奥行はずいぶんとあるのですが、このキットの構成では床板の加工など加工範囲が広くなり、精度が甘くなるので、純正の組み立て方でこれらを表現してみることにしました。


まず、デッキドアステップの加工です。実際の車両と同じように囲い状にかこうし、ちらっと見える床板は0.8x0.3の真鍮帯板で表現してみることにしました。これをデッキドア裏の補強に裏からはんだ付け。補強を挟むようにまえからはエッチング表現されたデッキドアを塗装後貼り付けるという手順を考えました。

実際に仮組した状態。解りづらいですが、ちらっと見える床板っぽく見えます。ステップの囲いもいい感じになっています。ドアの車体寄りには、1x0.3ミリの真鍮帯板で戸当たりの上限も付け加えています。で、2両とも同じ加工をしました。


妻面には尾灯掛け、製造銘板を取り付け、それらしくなってきました。
非デッキ側には、車体に作業用の手すりが付いているので、それも0.3ミリの燐青銅線でディテールアップしています。尾灯掛けは工房ひろ製の折妻用、オフセット尾灯掛けを使っています。


この日の作業はここまででした。

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