2019年3月13日水曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その④ 新たにキットを追加

塗装済み完成日の加工をしているのですが、雰囲気もわかってきたので、お蔵入りしている同じFUJI MODELのマロネ40のキットを初めから組み立てることにしました。
これは新造車なので、工房ひろさんのパーツ満載で完成させたいと思っています。
早速ですが、デッキ側仕切り板の組み立てから入ります。

工房ひろさんのところのデッキ仕切り板B-2と680ミリの仕切り戸Eです。
札に(デッキドア・ドア枠2枚貼り用)と記載されていますが、張り合わせて使えっていう意味なんだろうか。この仕切り板、エッチングで作られているのですが、さすがに薄いので、このまま1枚でデッキ仕切り板に使用もんなら、強度なさすぎですよね。
で、仕切り戸なんだけど、これは1枚だけで使うんだろう。でもさぁ、仕切り板を2枚張り合わせたとして、仕切り戸を入れるとなると、2枚張り合わせた仕切り板の間に滑り込まさなきゃならない訳ですよね。うーん、悩む・・。


で、頭のいい私はこうしました。仕切り戸も2枚張り合わせちゃいました。
でないと、どちらかが見苦しくなりますから。
仕切り板を2枚張り合わせて、そこにこれも2枚張り合わせた仕切り戸が入るわけですから普通だと真ん中が膨れちゃいます。仕切り戸の淵は半田付け用の付けシロなので、厚みが0.15ミリ。2枚張り合わせると0.3ミリになります。なので、仕切り板の張り合わせにも、三角の部分を除く外縁の部分だけ0.3ミリx1.7ミリの真鍮帯板を挟んで組み立てました。
これだと、客室内、デッキのどちらから見てもドアの付けシロが見えません。デッキ仕切り板の厚みが1.1ミリになりますが、このほうがかえってボディーの強度が上がっていいかもです。ただし! デッキ手すりの穴に確実にかぶるので、その部分サンドイッチした真鍮の帯板を入れないか工夫しなきゃなりません。3枚目の写真右が純正の仕切り板です。




キット組み立てのっけから、いきなり濃い工作から入りました。その次は屋根切と空気調和装置点検蓋の部分の段差をつける為の屋根加工。1作目で切り込みすぎたので、もう一度資料を見直して適切な幅でカットしています。いきなりの箱完成写真だったりします。

段差表現した点検蓋付近の屋根。
雨樋縦管とショウゴは工房ひろさんのロスト製のものです。オハ35などの折妻用です。
幌釣りはエコーモデルのロスト性ホロ釣り。デッキ手すりは0.3ミリ燐青銅線からの自作品。
札差しはエコーモデルの旧型を。空気調和装置点検蓋はキット付属のもの。


そしてその裏。


非デッキ側につく妻梯子。エコーモデルのものを利用しています。
とにかく線が細い! くんじゃえばそこそこ強度もあります。キットには0.2ミリの燐青銅線が付属していますが、強度に心配あったので、0.3ミリに拡大しています。


全体像です。屋根の鋼板の継ぎ目表現は自作のガイドに沿ってケガキ棒で筋入れしています。また、これが時々アッチのほうに走ってしまうんですよね。そういう時は半田で埋めて筋の入れ直しをするのですが、塗装したとき、浮いて出てこないか心配です。
最初に手掛けたマロネ40リメイク版と比べ、屋根の下がりは控えめにしています。なので、リメイク版の2両は修正しました。
それと、リメイク版とキット組み立て版とで違いが判りました? リメイク版の車体はウインドウ・シルヘッダー、札差しがエッチングで表現されています。初期製品はエッチング表現だったのかな? それとも、塗装済み完成品のボディーのみ、作業工程の削減目的でエッチングで作ったボディーを使っているのかな? ばらしてみたけど、半田付けは結構雑でした。

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