いよいよ車体の塗装に入ります。
今回は側板、屋根、デッキと塗り分けも多いので、塗装の順序をしっかり考えないとマスキングが大変なことになったり、出来なくなったりします。屋根を先に塗ってしまうとマスキングができない部分ができてくるので、まずは側板から塗装に入ります。
マロネ40は木製ニス塗りの内装なので、そのような塗装にしたいのですが、調色されたものはありません。私の場合、ウッドブラウンを塗装(写真手前)したものの上から、クリアオレンジを軽く吹いています(写真奥)私としてはまだまだ不満なのですが。。これからまだまだお勉強が必要です。
内装色を残さないといけない部分をまずマスキングして、デッキの色を吹きます。
色はマッハカラーの215番 クリーム5号(車掌室室内色)を塗ります。もう少しグレーっぽいかと思いますが、まずまずな色なので良しとします。
左はリメイク品、右が新規製作品です。客室扉の表現が効いています。ここだけ内装色に塗りなおさないといけません。屋根の部分に磨いた跡がありますが、塗装が下手な証拠です。室内を塗装するとき、一度に多く塗装しようとすると、半乾きの塗膜にミストが付着してザラザラになってしまいます。とくにコーナー部分。「コーナー部分をを先にサッと塗装して、ミストが付かない程度に乾いた状態で他を塗装する」という塗装順を守って塗り重ねると大丈夫かも。。次回からそうしてみようかと思います。
なので、ザラザラな部分は1000番のペーパーで研ぎ落としてあります。
出入り扉のない側は客室出入口の仕切り板が入る部分で同じ色を塗装します。
さらにマスキングを追加します。デッキの部分をマスキングします。貫通路は厚みのある部分の0.1ミリを残して内側をマスキングしなければならないので大変です。マスキングが終わると客室内の屋根の塗装です。屋根は失敗して水研ぎした分、きれいに塗装できました。「失敗は成功の基」とはこのことかと思ったり。さて、屋根も塗装できたので、外側の塗装です。その前に、塗装した屋根のマスキングですが。うちではボディー内側の大きさに切ったウレタンを詰め込んでいます。ボディーのキープは床板取り付けのアングルに特製のグリップを取り付けて乾燥用ハンガーとしても使っています。
外側の塗装
1.屋根の塗装
今回の車体は鋼板屋根なので、塗装は屋根から入ります。キャンバス屋根の場合も下地の色はこのタイミングで塗装しています。(スエード調スプレーはスプレー缶から出したものを希釈して吹いていますが、塗料の中に含有しているフレイクがほかの部分まで塗られてしまうとそこもザラザラになってしまうので、スエード調スプレーは最後に塗装しています)
実は今回は屋根を内装よりも最初に塗っておきました。その段階でマスキングも済ませてります。屋根色と点検蓋の色を変えたつもりでしたが、屋根色がかなり明るくなりすぎてしまいました。(ここだけ塗りなおそうかな)
2.等級帯の塗装
屋根をマスキングしてあるので、腰板部分の等級帯であるGMカラーの「ブルーB」を塗装します。
3.車体色の塗装
モリタのぶどう1号を塗装します。その前に等級帯の部分をマスキングします。エコーモデルの愛称名差しの高さに合わせてマスキングテープを切り出します。今回は1.85ミリ。いつもは1.8ミリなのですが、リメイク品の車体はこれらをエッチングで表現してあり、僅かですが、エコーモデルのものより幅が広めなので、そちらに合わせてあります。
新規製作品はエコーモデルのパーツを使っているので、実物通り等級帯のマスキングは札差しの内側も行います。
マスキングが終わると、少し薄めのブルーBで漏れ止めの塗装を軽く行います。漏れ止めが乾けば本格的にボディー色であるぶどう1号を吹いてゆきます。
塗料は開封すれば、日が経つと濃度が濃くなってしまうので、他の皆さんのように塗料を3倍希釈とかしていません。まず元となる塗料の濃度を確認して小瓶に移し、シンナーで希釈しますが、撹拌棒が透けて見えるほど薄めに希釈しています。(新品の塗料なら5倍くらい)照明のライトが反射して写る程度の湿った感じになるまで塗装し、それを繰り返しできるだけ厚みの少ないシャープな仕上がりを目指して塗装しています。
というわけで3両塗り終わりました。
このあとインレタを入れて、塗装の修正などして、クリアー塗装です。
あ、まだ下回りの工作が全然できてなかったりしますが。。汗
2019年3月24日日曜日
2019年3月21日木曜日
FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑤ 下地処理とプライマー、サーフェイサーの塗装
ボディーの生地が完成したので、下地の処理と、プライマー塗装の後、サーフェイサーを塗装しました。
気になるのが、屋根に施した鋼板の継ぎ目表現。塗装で埋まってしまわないか心配です。
もっと目立つかと思っていたのですが、どうも表現が甘いような気が。。
本物ならこの程度なんだろうけど、模型なんだから、もっと誇張表現したほうが良かったかな。
空気調和装置の点検蓋の段下げは丁度よいくらいかな。
この車体が新たに新規に制作した車体です。雨樋縦管に工房ひろのパーツを使っているので、いい感じかな。鋼板の継ぎ目はやっぱり目立たないなぁ。
こちらは車体完成品のリメイク品。シルヘッダーがエッチング処理で表現されているので、キットから組んだものに比べ、高さが少し甘い感じがします。実物との比較では、シルヘッダーは別に半田付けしたほうが良いような気がします。さて、屋根が乾燥したら、点検蓋をマスキングして、もう少し濃い色で屋根を塗装します。
気になるのが、屋根に施した鋼板の継ぎ目表現。塗装で埋まってしまわないか心配です。
もっと目立つかと思っていたのですが、どうも表現が甘いような気が。。
本物ならこの程度なんだろうけど、模型なんだから、もっと誇張表現したほうが良かったかな。
空気調和装置の点検蓋の段下げは丁度よいくらいかな。
この車体が新たに新規に制作した車体です。雨樋縦管に工房ひろのパーツを使っているので、いい感じかな。鋼板の継ぎ目はやっぱり目立たないなぁ。
こちらは車体完成品のリメイク品。シルヘッダーがエッチング処理で表現されているので、キットから組んだものに比べ、高さが少し甘い感じがします。実物との比較では、シルヘッダーは別に半田付けしたほうが良いような気がします。さて、屋根が乾燥したら、点検蓋をマスキングして、もう少し濃い色で屋根を塗装します。
2019年3月18日月曜日
FUJI MODEL スハネ30-15の制作 その⑤ 完成!
スハネ30-15完成しました。
この15番は急行「銀河」にスハネ30-48と共に接続されていたB寝台車です。
使用キット
FUJI MODEL スハネ30 裾2段リベット仕様
使用アフターパーツ
車体
仕切り板 工房ひろ スハネ30用
製造銘板 工房ひろ
客車用ホロ枠 工房ひろ
ホロ釣り エコーモデル ロスト製
丸屋根雨樋ショウゴ 工房ひろ
雨樋縦管(丸管抑え金具3)工房ひろ
尾灯掛け エコーモデル
室内 TOMIX 10系寝台用室内
札差し エコーモデル
室内灯 TOMIX(白色)
連結器 IMON
インレタ各種 くろま屋
床下
主な床下機器 エコーモデル
給水検水コックD 工房ひろ
ブレーキ弁 ニワ ロスト製
ブレーキ配管逆向き 工房ひろ
蒸気トラップ 工房ひろ
蒸気暖房口 工房ひろ
便所流し管(ガーランド旧) 工房ひろ
ブレーキホース エコーモデル
客車用端梁パーツセット(旧型用) エコーモデル
客車用デッキ部(丸屋根用) エコーモデル
デッキ下ステップ エコーモデル
台車 日光モデル TR-23 10.5スポーク車輪付き
ブレーキ梁セット 日光モデル TR-11,23用
その他
デッキ手すり、床下配管、室内灯通電部、室内装飾の一部は自作品
窓セルはPET素材の0.5ミリ板
FUJI MODEL スハネ30-15の制作 その④ 塗装~レタリングの貼り付け
下塗りの完成後、室内の塗装、ボディーの塗装を経て、屋根の塗装、屋根パーツの塗装など、塗装に関するものをすべて終了。塗装の詳細については、前回のスハネ30-48と同様なので、そちらの参照を願います。
上塗りの前に、表記類などのレタリングの貼り付け作業を行いました。
使ったレタリングは「くろま屋」さんの客車シリーズ。スハネ30というのはないので、バラで作成しています。
形式名称、定員表記、換算表記、検査表記、形式名称、寝台表示などの表記類の貼り付けが終わりました。この後、UVカットの光沢クリアーで塗装し、最後に半光沢のクリアーで仕上げています。
仕上げ終了後、窓セルの貼り付けとベンチレーターの取り付け、扇風機カバーの取り付け、貫通幌の取り付けを行い、ボディーが完成しました。
上塗りの前に、表記類などのレタリングの貼り付け作業を行いました。
使ったレタリングは「くろま屋」さんの客車シリーズ。スハネ30というのはないので、バラで作成しています。
形式名称、定員表記、換算表記、検査表記、形式名称、寝台表示などの表記類の貼り付けが終わりました。この後、UVカットの光沢クリアーで塗装し、最後に半光沢のクリアーで仕上げています。
仕上げ終了後、窓セルの貼り付けとベンチレーターの取り付け、扇風機カバーの取り付け、貫通幌の取り付けを行い、ボディーが完成しました。
2019年3月13日水曜日
FUJI MODEL マロネ40のリメイク その④ 新たにキットを追加
塗装済み完成日の加工をしているのですが、雰囲気もわかってきたので、お蔵入りしている同じFUJI MODELのマロネ40のキットを初めから組み立てることにしました。
で、頭のいい私はこうしました。仕切り戸も2枚張り合わせちゃいました。
でないと、どちらかが見苦しくなりますから。
仕切り板を2枚張り合わせて、そこにこれも2枚張り合わせた仕切り戸が入るわけですから普通だと真ん中が膨れちゃいます。仕切り戸の淵は半田付け用の付けシロなので、厚みが0.15ミリ。2枚張り合わせると0.3ミリになります。なので、仕切り板の張り合わせにも、三角の部分を除く外縁の部分だけ0.3ミリx1.7ミリの真鍮帯板を挟んで組み立てました。
これだと、客室内、デッキのどちらから見てもドアの付けシロが見えません。デッキ仕切り板の厚みが1.1ミリになりますが、このほうがかえってボディーの強度が上がっていいかもです。ただし! デッキ手すりの穴に確実にかぶるので、その部分サンドイッチした真鍮の帯板を入れないか工夫しなきゃなりません。3枚目の写真右が純正の仕切り板です。
キット組み立てのっけから、いきなり濃い工作から入りました。その次は屋根切と空気調和装置点検蓋の部分の段差をつける為の屋根加工。1作目で切り込みすぎたので、もう一度資料を見直して適切な幅でカットしています。いきなりの箱完成写真だったりします。
段差表現した点検蓋付近の屋根。
雨樋縦管とショウゴは工房ひろさんのロスト製のものです。オハ35などの折妻用です。
幌釣りはエコーモデルのロスト性ホロ釣り。デッキ手すりは0.3ミリ燐青銅線からの自作品。
札差しはエコーモデルの旧型を。空気調和装置点検蓋はキット付属のもの。
そしてその裏。
非デッキ側につく妻梯子。エコーモデルのものを利用しています。
とにかく線が細い! くんじゃえばそこそこ強度もあります。キットには0.2ミリの燐青銅線が付属していますが、強度に心配あったので、0.3ミリに拡大しています。
全体像です。屋根の鋼板の継ぎ目表現は自作のガイドに沿ってケガキ棒で筋入れしています。また、これが時々アッチのほうに走ってしまうんですよね。そういう時は半田で埋めて筋の入れ直しをするのですが、塗装したとき、浮いて出てこないか心配です。
最初に手掛けたマロネ40リメイク版と比べ、屋根の下がりは控えめにしています。なので、リメイク版の2両は修正しました。
それと、リメイク版とキット組み立て版とで違いが判りました? リメイク版の車体はウインドウ・シルヘッダー、札差しがエッチングで表現されています。初期製品はエッチング表現だったのかな? それとも、塗装済み完成品のボディーのみ、作業工程の削減目的でエッチングで作ったボディーを使っているのかな? ばらしてみたけど、半田付けは結構雑でした。
これは新造車なので、工房ひろさんのパーツ満載で完成させたいと思っています。
早速ですが、デッキ側仕切り板の組み立てから入ります。
工房ひろさんのところのデッキ仕切り板B-2と680ミリの仕切り戸Eです。
札に(デッキドア・ドア枠2枚貼り用)と記載されていますが、張り合わせて使えっていう意味なんだろうか。この仕切り板、エッチングで作られているのですが、さすがに薄いので、このまま1枚でデッキ仕切り板に使用もんなら、強度なさすぎですよね。
で、仕切り戸なんだけど、これは1枚だけで使うんだろう。でもさぁ、仕切り板を2枚張り合わせたとして、仕切り戸を入れるとなると、2枚張り合わせた仕切り板の間に滑り込まさなきゃならない訳ですよね。うーん、悩む・・。
工房ひろさんのところのデッキ仕切り板B-2と680ミリの仕切り戸Eです。
札に(デッキドア・ドア枠2枚貼り用)と記載されていますが、張り合わせて使えっていう意味なんだろうか。この仕切り板、エッチングで作られているのですが、さすがに薄いので、このまま1枚でデッキ仕切り板に使用もんなら、強度なさすぎですよね。
で、仕切り戸なんだけど、これは1枚だけで使うんだろう。でもさぁ、仕切り板を2枚張り合わせたとして、仕切り戸を入れるとなると、2枚張り合わせた仕切り板の間に滑り込まさなきゃならない訳ですよね。うーん、悩む・・。
で、頭のいい私はこうしました。仕切り戸も2枚張り合わせちゃいました。
でないと、どちらかが見苦しくなりますから。
仕切り板を2枚張り合わせて、そこにこれも2枚張り合わせた仕切り戸が入るわけですから普通だと真ん中が膨れちゃいます。仕切り戸の淵は半田付け用の付けシロなので、厚みが0.15ミリ。2枚張り合わせると0.3ミリになります。なので、仕切り板の張り合わせにも、三角の部分を除く外縁の部分だけ0.3ミリx1.7ミリの真鍮帯板を挟んで組み立てました。
これだと、客室内、デッキのどちらから見てもドアの付けシロが見えません。デッキ仕切り板の厚みが1.1ミリになりますが、このほうがかえってボディーの強度が上がっていいかもです。ただし! デッキ手すりの穴に確実にかぶるので、その部分サンドイッチした真鍮の帯板を入れないか工夫しなきゃなりません。3枚目の写真右が純正の仕切り板です。
キット組み立てのっけから、いきなり濃い工作から入りました。その次は屋根切と空気調和装置点検蓋の部分の段差をつける為の屋根加工。1作目で切り込みすぎたので、もう一度資料を見直して適切な幅でカットしています。いきなりの箱完成写真だったりします。
段差表現した点検蓋付近の屋根。
雨樋縦管とショウゴは工房ひろさんのロスト製のものです。オハ35などの折妻用です。
幌釣りはエコーモデルのロスト性ホロ釣り。デッキ手すりは0.3ミリ燐青銅線からの自作品。
札差しはエコーモデルの旧型を。空気調和装置点検蓋はキット付属のもの。
そしてその裏。
非デッキ側につく妻梯子。エコーモデルのものを利用しています。
とにかく線が細い! くんじゃえばそこそこ強度もあります。キットには0.2ミリの燐青銅線が付属していますが、強度に心配あったので、0.3ミリに拡大しています。
全体像です。屋根の鋼板の継ぎ目表現は自作のガイドに沿ってケガキ棒で筋入れしています。また、これが時々アッチのほうに走ってしまうんですよね。そういう時は半田で埋めて筋の入れ直しをするのですが、塗装したとき、浮いて出てこないか心配です。
最初に手掛けたマロネ40リメイク版と比べ、屋根の下がりは控えめにしています。なので、リメイク版の2両は修正しました。
それと、リメイク版とキット組み立て版とで違いが判りました? リメイク版の車体はウインドウ・シルヘッダー、札差しがエッチングで表現されています。初期製品はエッチング表現だったのかな? それとも、塗装済み完成品のボディーのみ、作業工程の削減目的でエッチングで作ったボディーを使っているのかな? ばらしてみたけど、半田付けは結構雑でした。
2019年3月6日水曜日
FUJI MODEL マロネ40のリメイク その③ デッキドア周りの加工
前回は床板取り付け用アングルの加工と、屋根点検蓋部分の段差表現加工をしました。
今回はデッキ周辺の加工と、手すり類の追加加工をしました。
実際の車両ではこうなっています。
まず大きく見てわかるのがデッキステップしたのステップ。デッキドア下にちらりと見える床面。デッキステップ自身は単なるL型ではなく、他の丸妻車と同じく、車体中央よりが蓋をしてあり強度の確保がされているということ。車体はしよりは末妻車とよく似た丸井計所の補強が入っている、それとわかり辛いですが、戸当たりがちらりと見えています。
デッキドア部分といえども、細かいですが色々あります。
で、FUJI MODELのキットはというと。。。
えらくすっきりしています。L字にプレスされたパーツを裏からはんだ付けするだけというシンプルさ。しかも、台車との干渉を避ける為か、ステップの位置が高いですね。なので、全部半田ごてで取り外し、加工することにします。本物は、デッキドア下とステップの奥行はずいぶんとあるのですが、このキットの構成では床板の加工など加工範囲が広くなり、精度が甘くなるので、純正の組み立て方でこれらを表現してみることにしました。
まず、デッキドアステップの加工です。実際の車両と同じように囲い状にかこうし、ちらっと見える床板は0.8x0.3の真鍮帯板で表現してみることにしました。これをデッキドア裏の補強に裏からはんだ付け。補強を挟むようにまえからはエッチング表現されたデッキドアを塗装後貼り付けるという手順を考えました。
実際に仮組した状態。解りづらいですが、ちらっと見える床板っぽく見えます。ステップの囲いもいい感じになっています。ドアの車体寄りには、1x0.3ミリの真鍮帯板で戸当たりの上限も付け加えています。で、2両とも同じ加工をしました。
妻面には尾灯掛け、製造銘板を取り付け、それらしくなってきました。
非デッキ側には、車体に作業用の手すりが付いているので、それも0.3ミリの燐青銅線でディテールアップしています。尾灯掛けは工房ひろ製の折妻用、オフセット尾灯掛けを使っています。
この日の作業はここまででした。
今回はデッキ周辺の加工と、手すり類の追加加工をしました。
実際の車両ではこうなっています。
まず大きく見てわかるのがデッキステップしたのステップ。デッキドア下にちらりと見える床面。デッキステップ自身は単なるL型ではなく、他の丸妻車と同じく、車体中央よりが蓋をしてあり強度の確保がされているということ。車体はしよりは末妻車とよく似た丸井計所の補強が入っている、それとわかり辛いですが、戸当たりがちらりと見えています。
デッキドア部分といえども、細かいですが色々あります。
で、FUJI MODELのキットはというと。。。
えらくすっきりしています。L字にプレスされたパーツを裏からはんだ付けするだけというシンプルさ。しかも、台車との干渉を避ける為か、ステップの位置が高いですね。なので、全部半田ごてで取り外し、加工することにします。本物は、デッキドア下とステップの奥行はずいぶんとあるのですが、このキットの構成では床板の加工など加工範囲が広くなり、精度が甘くなるので、純正の組み立て方でこれらを表現してみることにしました。
まず、デッキドアステップの加工です。実際の車両と同じように囲い状にかこうし、ちらっと見える床板は0.8x0.3の真鍮帯板で表現してみることにしました。これをデッキドア裏の補強に裏からはんだ付け。補強を挟むようにまえからはエッチング表現されたデッキドアを塗装後貼り付けるという手順を考えました。
実際に仮組した状態。解りづらいですが、ちらっと見える床板っぽく見えます。ステップの囲いもいい感じになっています。ドアの車体寄りには、1x0.3ミリの真鍮帯板で戸当たりの上限も付け加えています。で、2両とも同じ加工をしました。
妻面には尾灯掛け、製造銘板を取り付け、それらしくなってきました。
非デッキ側には、車体に作業用の手すりが付いているので、それも0.3ミリの燐青銅線でディテールアップしています。尾灯掛けは工房ひろ製の折妻用、オフセット尾灯掛けを使っています。
この日の作業はここまででした。
登録:
投稿 (Atom)
オシ16キット用の窓セルを削りだしてみる
先日CNCマシンとしても使っているSnapmakerのオーバーホールをしたのですが、実はオシ16用の窓セルを削りだしていて、どうしても誤差が出るのでやる気が出たわけなんです。 ということで、オシ16の窓セルを試しに削りだしてみました。 いい感じに削りだせました。製品にするにはま...
-
床回りの工作です。 いきなり床下の完成写真です。笑 オシ16の情報は少なく、床下の工作は苦労しました。 あらゆる資料から判るところのみできるだけ作りこんでいます。 配管等の資料からほぼ再現することが出来ました。 自動加減機は水タンク脇にも存在しているのですが、...
-
ブログでは お久しぶりです。ぢぢぃです。 日光モデルの3軸台車(TR-71、TR-73)用のイコライザー、以前から販売させていただいております。多くの皆様にご購入いただき、色々なご意見も頂戴しております。ありがとうございます。 改良版から車軸にフッ素樹脂を使うことで走行抵抗を大幅...