2021年6月16日水曜日

Fuji Model製 マロネ40 晴れて完成です!

FUJI MODELのマロネ40 晴れて完成しました!
2位側改造後で、クリーム帯の残っていた昭和30年5月頃のイメージで仕上げました。
木目内装、赤い座席、クリーム帯に一等の等級表示、真鍮製のドアハンドル。
その凛とした姿が表現できたと思います。


KM Driveこと。川崎KM式客車空気調和装置も完全再現!
UF119台枠も引き立ててくれています。

Fuji Model製 マロネ40 内装の作成

今回は内装の作成に入ります。
内装シールは今までと同様のデータを使っていますが、一部変更をしています。
木目模様の柄を変更しました。鉄道博物館で復元保存されているマロネフ59を参考に、明るい目の木目カラーに色調を調節しました。

車体に張り付けるシールも変更しています。
今までは内装シールを0.5mm厚のアクリル板に張り付け、それを窓セル代わりにしていました。簡単ではありますが、表から見たときにシールの裏面が見えてしまうため、窓枠より1mmほど大きく切り抜く必要がありました。
今回は車体裏に内装シールを直接貼るように変更したため、窓枠の切り抜きをより際まで攻めることができます。その代償に窓セルは写真の様に窓ひとつづつ切り出して貼らなければなりません。とても手間ではありますが、その効果は絶大です。


内装パーツは図面から起こした3Dデータをもとに3Dプリンターで新たに作成しました。
前回作のマロネ41様にモデリングしたデータを少し変更してマロネ40用としています。
出力にはELEGOO社のSATURNを使っています。

写真はImon製のロネ椅子を使用した前回作のマロネ40です。Imonのロネ椅子は1/87であるため、幅にして1mmも違います。
背刷り部分と、シートクッション部分を別パーツとしているため塗装がとても楽にできます。塗装に使ったのはカーキー色です。

3Dプリンターで出力したものに内装シールを貼り、床板に直接取り付けてゆきます。


個室寝台部分のシートも新たに3Dデータを作成し、出力したものを使用しました。
仕切り板は窓のある部分は0.5mm厚のアクリル板を、そうでない部分はプラ板を使っています。

さていよいよ完成です。完成写真はお楽しみです。。

Fuji Model製 マロネ40 台車、端梁周りの作成

今回は床下をより進めてゆきます。
端梁周りの制作と、台車関連の制作をしてゆきます。
台車はいつもの様に日光モデルのTR-47にTR-11用のブレーキ梁セットを冷房駆動装置付へ改造しました。
駆動装置、推進軸の取り付け方法も考え直し、駆動装置は実物と同じように台車に取り付け、推進軸は床下へ固定する方法へ変更しました。
初めにTR-11用のブレーキ梁を写真のように改造します。合わせて車軸についているプーリーも作成しました。


端張りは旧型用を加工せず取り付けています。

今回はここまで。次は内装に取り掛かります。お楽しみに。。

2021年5月16日日曜日

【Youtube動画】Fuji Model製 マロネ40 内装の塗装編

今回は内装の塗装です。

いままで内装は、内装シールを貼っていたので、塗装はあまり気にしてはなかったのですが、塗装であの木目調内装ができないか試してみました。

京都鉄道博物館にある旧客の内装色にしたいのですが、木目塗装はなぜかウォールナット調の色しか塗装ノウハウはないのですよ。

とりえあえず、その表現でも試してみようと試みています。

宜しければご覧ください。

【Youtube動画】Fuji Model製 マロネ40 下地の塗装編

さて、マロネ40も塗装に入りました。

塗装の動画投稿はマロネ41の時にしたのですが、アングルは悪いは、ピントはボケているわで散々だったので、今回あたらに作ることにしました。

今回は下地の塗装だけになっています。前処理の動画はマロネ40の動画を参考にしてください。

Fuji Model製 マロネ40 UF119台枠の作成

 今回のマロネ40は床板をUF119台枠風に加工しようと思っています。

付属の床板に中梁として0.3x1x3mmのアングルを半田付け。側梁は0.3x3mmの帯板を半田付けします。小横梁は1x1mmの角線を、大横梁は0.3x3mmの帯板から切り出したものに、0.3x2mmの帯板を合わせて表現しています。



枕梁は当初は真鍮板から切り出して制作するつもりでしたが、とても面倒なので、3Dプリンターで作成しました。


床下機器は当初 Fuji Modelの特製品を使用する予定でしたが、スケール的にもう一つだったので、川崎KM式冷房装置類も含め図面から起こした3Dデータをもとに、3Dプリンターで制作しました。写真はその中のKM7型冷凍機箱とブラインタンクです。

ブラインタンクも図面から制作しましたが、Fuji Modelのパーツと比較するとこんなにも違う事が解りました。あたらめて制作してよかったと思います。

そのほか、駆動装置、励磁発電機、推進軸、電磁接手なども制作し、取り付けた写真です。

床下もおおむね完成し、車体を合わせてみました。


今回はこれまでです。これから塗装に入ります。お楽しみに。

【Youtube動画】Fuji Model製 マロネ40 超絶床下の工作 泥沼編

Fuji Modelのマロネ40を作っています。

今まで5両くらい作っている車両ですが、今回はいろいろ新しいことをしてみようと思いました。車体は今までとあまり変わらないのですが、さすが5両目となるとサクサク作れます。

車体に関しては、今回サボ受けなどは塗装後に接着でやってみようと考えています。


床下に関しては、パイピングを細かくしてゆくだけではつまらないので、冷房車ならではの賑やかな床下を再現するため、UF119台枠を再現してみることにしました。

また、パーツとしては売られていないKM7型冷房装置関連のパーツは全て3Dプリンターで制作しました。今回の動画は、というか、こういう手順をムービーで撮影しても、絵ずら的にはつまらないので、スライドショーではありますが、映像化してみました。

宜しければご覧ください。

2021年2月23日火曜日

天賞堂 ダイキャスト製 EF58の簡易イコライジング改造

 今回は天賞堂から発売されているダイキャスト製EF58の台車の改造をします。

ダイキャスト製 EF58の動輪は動輪全軸で集電していますので、走行性能はいいかと思うのですが、当家のレイアウトでは走りは芳しくありません。当家のレイアウトはアップダウンあり、おまけにカントまで付いているので、3軸固定ではどうも集電効率が悪いような気がします。ジョイント通過時も先輪と動輪を合わせた10軸の通過音はなく、寂しい限りです。

長い間、この動輪にイコライザ機能を付けることができないか悩んでいたのですが、台車をバラシてしばらく考えていると、簡易な方法であれば割と簡単にできそうなので試してみました。

写真はEF58の台車をバラしたところです。集電用の金具ですが軸間にある左の丸穴と、右の角穴がギアボックスと台車パーツによって固定されます。固定部分がちょうど軸の真ん中にあるので、固定部分を支点として1ミリ程度ならイコライジングが可能です。




右の角穴を支点とするにはイロイロ加工が大変なので、第三動輪は固定軸として、第一、第二動輪をイコライジングさせることにします。
まず、写真の赤い部分を切除します。あともう一つ、軸受けの部分に反しが付いていますが、第一動輪と第二動輪の返しを削り取っておきます。
台車外側は軟質プラ製ですが、この集電用金属板を固定させるために3つ突起がありますが、それも削り取っておきます。カッターで簡単に奇麗に切除できます。

加工後の集電金属の様子です。第三動輪からの集電を有効にするために、分離したそれぞれをリード線でつないでおきます。黒染めしてあるので、半田付けする部分はヤスリなどで削っておきます。台車への干渉を防ぐため、リード線は金属の厚みの部分に半田付けすると邪魔になりません。台車はプラ製品なので、集電ケーブルを台車から外して作業することをお勧めします。
加工がすんだらバラしたものを元に戻して完成です。

こんな感じで動輪が動きます。

ちょっと速度が速いかな。でもなかなかのジョイント音だと思います。走行もとっても安定しました。

もうちょっと速度を落として。。

いかがでしたでしょうか?
なかなか簡単にできたと思います。

2021年1月24日日曜日

U-Train 南海 22001系 完成品の加工

前回まではU-Train製の南海22001系のキット製作を掲載しましたが、今回は完成品として売られている南海22001系の加工をします。

U-Train製の南海22001系の完成品はかなりの完成度ですが、内装など、ちょっと情けない部分もありますので、より完成度を上げるため、当工房の標準となっている内装シールの取り付けと、正面窓をはめ込みタイプに変更する加工をしました。

写真はU-Train製の南海22001系完成品の内装です。キット製作ではシートはカツミ製のものを使いましたが、これはオリジナル? 車内は車体色と同色で、塗り分けられていません。しかも窓セルはバレバレ。


なので、シートを外し、窓セルを外し、糊の残りを丁寧に取り除きます。

そして、レーザーカットした特製室内シールを張り付けます。張り付ける前に、サッシパーツや出入り口パーツの段差を解消するため、隙間に厚手(0.3mm)の両面テープを貼っておきます。


 窓セルを0.5mm厚のアクリル板から切り出し、シートを取り付けておきます。アクリル板は薄手の両面テープで貼り付けます。

運転台も車体色と同色に塗装されていたので、内装色のクリームに塗り替えました。


次は正面窓セルの加工です。1mmのアクリル板から削り出して制作しています。厚み感をなくすため、断面を艶消しの黒に塗装しておきます。

削り出したアクリル板を正面窓に張り付けます。上の写真が加工後、下が加工前です、

という事で完成です。内装も緑色から内装色に代わり、室内灯を点灯しても緑色が出なくなりました。正面窓もロストパーツの厚みもわからなくなり、グッとよくなりました。

今日はあいにくの雨。完成写真は天気の良い日に取りなおすことにしました。このU-Train製の南海22001系の加工品は販売予定となっています。お楽しみに。

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