2019年8月26日月曜日

Adachi模型 マイネ37130をマロネ49へ改造する その⑩ ハイライト鋼板

真鍮模型の塗装の基本はまず洗うこと。その次、私の場合、マッハ模型さんから販売されているブラスクリーンでよく洗うこと、この時、柔らかい歯ブラシ(老人用とかが使いよいです)でなぞるようにさび類を落とすこと。
その後、流水洗浄をしてすぐにエアブラシの先をノズルに変えて水を吹き飛ばして乾燥させています。圧縮空気が大気解放されるとき出てくる空気は極端に乾燥状態なので、これで十分乾燥できます。細かいところまで念入りに吹き飛ばします。
乾燥すればプライマーを吹きます。私の場合、ミッチャクロンマルチの類似品(マッハマルチシールプライマー)を使っています。透明なので塗装し辛いですが、真鍮の黄色が濃くなるポイントを追いかけるように塗装してゆきます。
プライマーがある程度乾燥するとボディーの表側から下地塗料を塗ります。白を使っています。プライマーは表も裏も同時に塗るので、触るところがなくなるのと、早く塗料を塗ってしまわないとプライマーが乾きすぎて密着しなくなるからです。そのため、表側を先に塗ると、手でもって裏側を慎重に塗ることが出来るので便利です。


屋根をマスキングし、帯色であるGMカラーの22番「ブルーB」を全体に塗装します。窓は裏からマスキングテープではなく、窓周りはできるだけスポンジで抑えてあるだけにしています。小窓やデッキはマスキングテープでマスキングしています。


帯色を塗り分けるために等級帯のマスキングをします。この時活躍するのが今回から導入するカッティングガイドです。
トレジャータウンから発売されている細切りテンプレートのロング仕様です。これだとテンプレートの組み合わせでどんな細い幅のカットが可能となります。


このようにバシッと幅の決まったマスクテープを作ることが出来ます。マスキングを貼ったら、下地のブルーBでマスキング漏れを止めておいてから車体色の塗装を始めます。
実は今回、ボディー色を塗る前に艶消しの黒を吹いています。ぶどう1号の発色が黒めにならないか試してみたのですが。。あんまり変わらないか・・。


内装内張を窓セルとして窓に張り付けますが、曇りガラスはメンディングテープを裏から貼って表現しています。内装内張用シールを作って窓抜きをした際の剥離紙をテンプレート代わりにしてメンディングテープを窓サイズにカットします。


カットしたものを当該窓に裏から張り付けるときれいに仕上がります。


で、おもむろに完成写真へと入ってきました。床下は艶消し黒で塗装後、ウッドブラウンで軽くウェザリングを施しています。


台車は日光モデルのTR-73(ニューモデル)を使っています。ニューモデルは中間車輪がプレーン車軸で少し長く、横動が大きくとれるようになっていて、脱線しずらく工夫されています。が。3軸手固定台車の脱線ポイントは多くはカーブポイントで、8番のカーブポイントでも脱線しよいです。そのわけは第一と第三車輪の軸間が長いので、ノーズに乗り上げてしまうからです。ということで、第一軸と第二軸をフリーとし、イコライザ稼働させています。また、この2軸は台車と別に首を振るよう工夫しています。これで脱線は皆無となっています。イコライザのおかげで、ジョイント音もきれいな3重奏を奏でてくれます。


以上でマロネ49の制作記を終了させていただきたいと思います。
さて、足立製作所のマロネ37130が手に入らない現在、これと同じものを作ろうとなるとMAXモデルの製品しかありませぬ。これをMAXモデルのキットを利用して作ると果たして買っていただけるであろうか。。やってみようかな?

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