2020年2月25日火曜日

FUJI MODEL マイネ40の制作③ 内装から完成へ

内装の制作の続きです。
解放寝台のシートはMODELS IMONのロネ用椅子を、個室寝台の椅子は物がないので自作しています。
シート生地の色は諸説あるのですが、1等は赤いベルベット、2等は青いベルベット、3等は緑色(布地は不明)と思われます。写真は京都鉄道博物館に所蔵されているマロネフ59の解放室寝台部分です。ガラスの映り込みで解りづらいですが、赤いベルベットである事がわかります。


暗い赤色を目指し自己調色しています。写真ではヘッドレストは生地のままですが、恐らくヘッドレストカバーがかかっていたと思われますので、その部分は艶消しの白を塗り分けています。椅子の足の部分は艶消しの黒を塗り分けます。


プリントアウトした内装シールを切り出し、プラ板、PET版等に貼り塗装した椅子と組み合わせて内装の完成です。屋根は鋼板屋根なので、鋼板の継ぎ目の表現をしています。今回は少し強めに表現しましたが、結果良かったように思います。


室内灯はモデルシーダーの蓄電式昼光色室内灯を使用していますが、コンデンサーを切り離し、室内の倉庫部分に隠しています。車体と床板はオリジナルのコンタクトを作成し結線が目立たないようにしています。3位のデッキドアは塞ぎ収納庫の表現をしています。


床板に付く台車からの給電コンタクトです。リード線部分は極力短く制作しています。


全ての工作が終了しました。
3位デッキ側改造されたマロネ40は、個室が1室削り車体中央に給仕室が設けられているので、窓配置は変わりませんが内装の配置が随分異なりますね。


全てを組み上げいつものように屋外で撮影しました。今日は曇り空で少しコントラストにかけますが、天候には逆らえません。
3位側、ちょうど個室寝台の廊下側から。
日光モデルのTR-47はブレーキも一体で整形されているので、立体感にかけますが、TR-11用ブレーキ張りセットと組み合わせると、ブレーキに奥行きが出て、床下がとても良い雰囲気になります。



やはり写真が良くありませんね。反対側、解放室寝台側です。
デッキ下ステップはこの後取り付けました。笑


上からの俯瞰です。改造前のマイネ40は妻に付く雨樋の縦管は付いていませんでした。



室内灯の点灯状況です。


蓄電式なので、線路から外しても室内灯はしばらく点灯しています。


さて、次は何を作成しましょうか?

2020年2月19日水曜日

FUJI MODEL マイネ40の制作② 塗装

前回はボディーの作成を完成まで紹介させていただきました。
今回は塗装に入ります。

下地処理としてクレンザー研磨の後、ブラスクリーン処理をし、良く水洗。
乾燥の後、ミッチャクロンを表・裏共薄めに塗布し乾燥。
下地を塗布して安心。

そこから、まずデッキのクリーム4号を吹き付け、マスキングの後、室内屋根のクリームを吹き付けます。



室内屋根のマスキングができると、屋根の塗装に入ります。屋根色は妻まで少し回り込むまで塗装してゆきます。屋根の塗装が終わると屋根にマスキングを施し、帯色を塗装します。今回は戦前仕様なので、一等帯のクリーム(アイボリー)を吹き付けました。

で、車体の塗装です。塗料は「モリタのぶどう1号」を薄めに吹いてゆきます。



次は窓枠の塗装です。ボディーとは少し違う色合いの艶消し仕様としました。
床板はトピカのトップコートを、床下機器、端梁は艶消しの黒を吹いています。


さて、内装の作成です、いつもの通り、イラストレーター出力の室内シールを使ってのスクラッチ制作です。



本日の作業は此処までです。

2020年2月4日火曜日

マロネ40完成です。

FUJI MODEL マロネ40は数量制作しているのですが、手持ちの最後の1両の塗装が完成しました。

今回はマロネ40 21号を参考にしています。急行「彗星」のABロネ、マロネ49の次位に来る車両です。


今回作成にあたり、寝台をセットした仕様を試みていたのですが、面倒なので止めました。室内はごそっと取り換えできるので、夜モードの室内をいずれ作ってみようと思います。



鋼板屋根の表現方法を少し変えてみました。





今回、室内灯はモデルシーダーの蓄電式を選択しています。室内に組み込むにあたり、キャパシタを外し、リード線で延長、室内の倉庫部分に隠して搭載しています。




床下は前作同様の仕様です。


今回、自分用なので台車の塗装はせずです。


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