2021年2月23日火曜日

天賞堂 ダイキャスト製 EF58の簡易イコライジング改造

 今回は天賞堂から発売されているダイキャスト製EF58の台車の改造をします。

ダイキャスト製 EF58の動輪は動輪全軸で集電していますので、走行性能はいいかと思うのですが、当家のレイアウトでは走りは芳しくありません。当家のレイアウトはアップダウンあり、おまけにカントまで付いているので、3軸固定ではどうも集電効率が悪いような気がします。ジョイント通過時も先輪と動輪を合わせた10軸の通過音はなく、寂しい限りです。

長い間、この動輪にイコライザ機能を付けることができないか悩んでいたのですが、台車をバラシてしばらく考えていると、簡易な方法であれば割と簡単にできそうなので試してみました。

写真はEF58の台車をバラしたところです。集電用の金具ですが軸間にある左の丸穴と、右の角穴がギアボックスと台車パーツによって固定されます。固定部分がちょうど軸の真ん中にあるので、固定部分を支点として1ミリ程度ならイコライジングが可能です。




右の角穴を支点とするにはイロイロ加工が大変なので、第三動輪は固定軸として、第一、第二動輪をイコライジングさせることにします。
まず、写真の赤い部分を切除します。あともう一つ、軸受けの部分に反しが付いていますが、第一動輪と第二動輪の返しを削り取っておきます。
台車外側は軟質プラ製ですが、この集電用金属板を固定させるために3つ突起がありますが、それも削り取っておきます。カッターで簡単に奇麗に切除できます。

加工後の集電金属の様子です。第三動輪からの集電を有効にするために、分離したそれぞれをリード線でつないでおきます。黒染めしてあるので、半田付けする部分はヤスリなどで削っておきます。台車への干渉を防ぐため、リード線は金属の厚みの部分に半田付けすると邪魔になりません。台車はプラ製品なので、集電ケーブルを台車から外して作業することをお勧めします。
加工がすんだらバラしたものを元に戻して完成です。

こんな感じで動輪が動きます。

ちょっと速度が速いかな。でもなかなかのジョイント音だと思います。走行もとっても安定しました。

もうちょっと速度を落として。。

いかがでしたでしょうか?
なかなか簡単にできたと思います。

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